「成立率3.8%」。この数字を見ると、「結婚は、それほど狭き門なのか」と、ため息が出るかもしれません。
でも、その3.8%が、正確には「何の確率」なのかを、見てみましょう。読み解くと、それは「失敗率」ではないことが分かります。
この記事は、論文の数字を否定するものではありません。数字の「意味」を、正確に捉え直すものです。
3.8%は「全条件を満たす相手」の割合
論文の3.8%は、「結婚できる確率」ではありません。正確には、希望する条件をすべて同時に満たす相手と、出会える割合です。
つまり——
- 年齢も、年収も、雇用も、学歴も、身長も、体型も
- そのすべてが、自分の希望どおり
- そんな「完璧な相手」が、全体の3.8%
これは「結婚の成功率」とは、まったく別の数字です。
「条件のかけ算」が、数字を小さくする
なぜ3.8%まで小さくなるのか。それは、条件を「かけ算」しているからです。
- 年齢の条件を満たす人: 例えば40%
- そのうち年収も満たす人: さらに絞られる
- さらに学歴も、身長も、体型も……
条件を重ねるたびに、割合はどんどん小さくなります。6つすべてとなると、3.8%まで下がるのは、当然なのです。これは「結婚が難しい」のではなく、「全条件を求めると、該当者が減る」という算数の話です。
3.8%は、結婚の難しさではなく、「完璧な相手の希少さ」を示している。
「失敗」とは、誰も言っていない
3.8%に該当しないこと=失敗、ではありません。
- 条件を一部満たす相手とは、出会える
- 条件で測れない魅力を持つ相手も、たくさんいる
- そもそも、結婚しない選択も、失敗ではない
「3.8%しかない」を「だから失敗する」と読むのは、数字に、ありもしない意味を上乗せしているだけです。
数字を、正確に受け取る
データに怯えるのは、たいてい、数字の意味を正確に捉えていないときです。
- 3.8%=「完璧な相手の希少さ」
- 3.8%≠「結婚できる確率」
- 3.8%≠「失敗率」
正確に受け取れば、過剰に怯える必要はないと分かります。
今日から
「3.8%」という数字に、心が沈みそうになったら、思い出してください。
3.8%は失敗率ではなく、「全部そろった相手」の希少さを示す数字。
数字を正確に読むこと。それが、データに振り回されない、第一歩です。