「高収入で、高身長で、いい大学を出た人」。条件だけ見れば、完璧な相手かもしれません。
でも、そんな相手と結婚した人が、必ず幸せかというと——そうとは限りません。逆に、条件は平凡でも、深く満たされている二人もいます。条件と幸せの間にある、大きなずれについて考えてみましょう。
条件は「入り口」、幸せは「中身」
配偶者の条件は、いわば関係の「入り口」です。でも、結婚生活という「中身」を決めるのは、別のもの。
- 一緒にいて、心が安らぐか
- 困難を、二人で乗り越えられるか
- お互いを、尊重し合えるか
- 日々の暮らしが、心地よいか
これらは、年収や身長とは、ほとんど関係ありません。
「条件が良いのに、不幸」が起きる理由
高い条件をそろえても、うまくいかないことがあります。なぜでしょう。
- スペックは高くても、価値観が合わない
- 経済力はあっても、心が通わない
- 条件で選んだぶん、相手の「中身」を見ていなかった
入り口の立派さに惹かれて、中身を確かめなかった。そんなすれ違いが、起こりうるのです。
条件は、関係の入り口にすぎない。幸不幸を決めるのは、測れない「中身」のほう。
測れないものこそ、本質
関係の幸せを左右するのは、こんな「測れないもの」です。
- 一緒にいるときの、空気の心地よさ
- 価値観や、生活リズムの相性
- 思いやりや、誠実さ
- 笑い合える、ユーモアの一致
これらは、データには現れません。でも、毎日の幸せを、いちばん左右します。
論文も、それを知っている
実は、論文自身が「測れていないものこそ重要かもしれない」と認めています。6条件は、測れるから測っただけ。それが幸せの全部ではない、と研究者も分かっているのです。
だから私たちは、測れないものに、もっと目を向けていい。
今日から
相手や自分を、条件で測りそうになったら、問いかけてください。
「この関係の幸せは、本当に条件で決まる? それとも、測れない何かで決まる?」
幸不幸を決めるのは、入り口の数字ではなく、中身の心地よさ。そこに、目を向けてみてください。