「育休明けだから、責任ある仕事は、難しいよね」「無理しなくていいよ」。
一見、思いやりのある言葉です。でも、その裏にある「育休明け=戦力外」という前提は、もう間違っています。その前提を、跳ね返しましょう。
敵は人ではなく前提。「育休明けは戦力外」という、仕組みに残った前提を見ます。
「思いやり」に潜む、前提
「無理しなくていいよ」という言葉は、やさしさのつもりかもしれません。でも、その奥には——
- 「育休明けは、もう以前のようには働けない」
- 「重要な仕事は、任せられない」
- 「キャリアは、ここで一段落」
という前提が、潜んでいることがあります。やさしさの顔をした、決めつけです。
「戦力外」という、間違った前提
「育休明け=戦力外」は、なぜ間違っているのでしょう。
- 育休は、能力を奪うものではない
- ブランクがあっても、経験や実力は、消えない
- むしろ、両立の中で、効率や判断力が磨かれることも
働き方の調整が必要な時期はあっても、それは「戦力外」を意味しません。前提そのものが、的外れなのです。
育休明けは、戦力外ではない。能力も経験も、休んでいる間に消えたりしない。
「配慮」と「決めつけ」は違う
ここで、区別が大切です。
- 配慮 — 本人の希望を聞き、働き方を一緒に考えること
- 決めつけ — 本人に聞かず、「無理だろう」と機会を奪うこと
本当の思いやりは、配慮であって、決めつけではありません。「どうしたい?」と聞かれることと、「無理だよね」と決められることは、まったく違います。
前提を、跳ね返す
「育休明けだから」と機会を狭められそうになったら——
- 「やりたい」という意思を、はっきり示す
- 「できる」という実績を、見せる
- 配慮はありがたく受け、決めつけは跳ね返す
あなたの意欲と力を、前提で封じさせないでください。
構造も、変えていく
これは個人だけでなく、構造の問題でもあります。
- 育休明けが活躍できる、仕組みづくり
- 「ブランク=マイナス」という前提の、見直し
- 多様な働き方が、評価される職場へ
一人ひとりが前提を跳ね返すことが、構造を変える力にもなります。
今日から
「育休明けだから」と機会を狭められそうになったら、思い出してください。
「育休明けは戦力外」という前提が、もう間違っている。
配慮は受け取り、決めつけは跳ね返す。あなたの能力は、休んでいる間に、消えたりしません。