「お茶汲みは、女性がやるもの」「来客対応は、女の子に任せて」。
さすがに減ってはきました。でも、職場のどこかに、まだこの「常識」の残り香が、漂っていませんか。一度、正面から晒してみましょう。今、何年だと思っているのか、と。
この特集が向き合う敵は、人ではなく「前提」です。誰かを責めるのではなく、古びた決めつけを、見つめ直します。
その「常識」は、いつのもの?
「お茶汲みは女の仕事」という発想は、どこから来たのでしょう。
それは、「男性が働き、女性は補助をする」という、特定の時代の職場像から来ています。でも、その時代は、もう過去のもの。女性も男性も、対等に働く今、その発想は、明らかに古びています。
「今、何年だと思ってます?」——そう問いたくなるほど、時代錯誤なのです。
あからさまな差別は、減った。でも
幸い、「お茶汲みは女だけ」とあからさまに言う人は、減りました。時代が、倒してくれた部分です。
でも、問題は、もっと巧妙な形で残っています。
- 「気が利くから」と、自然に雑用が回ってくる
- 「女性のほうが、こういうの上手だから」
- 誰も明言しないのに、なぜか特定の人に偏る
あからさまな建前ではなく、仕組みに残った微妙な偏り。本当の難所は、こちらです。
倒すべきは、あからさまな建前ではなく、表に残らず仕組みに染み込んだ、微妙な前提。
「敵は、人ではなく前提」
ここで、大切なことを。この問題で責めるべきは、特定の個人ではありません。
- お茶を頼む上司も、悪意がないことが多い
- 多くは、古い「前提」を、無意識に引き継いでいるだけ
- 敵は、人ではなく、その「前提」そのもの
人を攻撃しても、前提は変わりません。変えるべきは、染み込んだ前提のほうです。
「前提」を、問い直す
古い前提に気づいたら、こう問い直しましょう。
- これは、なぜ「女性の仕事」とされているのか
- その理由に、合理性はあるのか
- ただの慣習で、続いているだけではないか
問い直すこと自体が、前提をほどく、第一歩です。
今日から
「お茶汲みは女の仕事」的な空気を感じたら、心の中で、問い返してください。
今、何年だと思ってます? その前提、もう古びていませんか?
責めるべきは人ではなく、染み込んだ前提。それに気づくことから、突破は始まります。