寝る前に、なんとなくスマホを開く。流れてくるのは、友達の結婚式、誰かの旅行、幸せそうな家族の写真。

「いいね」を押しながら、心の奥がチクチク痛む。見なきゃいいのに、つい開いて、また落ち込む。そんな夜を、繰り返していませんか。

SNSと、もう少し心地よい距離を取る方法を考えてみましょう。

SNSは「ハイライト集」

まず知っておきたいのは、SNSに流れてくるのは、その人の人生の ハイライトだけ だということ。

誰も、退屈な火曜日の夜や、ひとりで泣いた朝や、夫婦げんかの場面は載せません。みんな、いちばん輝いた一瞬を切り取って投稿しています。

つまり、あなたは 他人の編集済みベスト版 と、自分の地味な日常(ノーカット版) を比べてしまっている。これでは、勝てるはずがないのです。

他人のハイライトと、自分の日常を比べない。土俵が、そもそも違う。

ざわついたら、それは「お知らせ」

SNSを見て心がざわつくのは、悪いことではありません。それは「今、ちょっと疲れているよ」という、心からのお知らせです。

そのサインに気づいたら、責めるのではなく、対処する。痛みを感じたら手を引っ込めるように、ごく自然なこととして。

距離を取る、具体的な方法

縁を切る必要はありません。少し設定を変えるだけで、ずいぶん楽になります。

  1. つらい投稿はミュート — フォローを外さなくても、その人の投稿だけ非表示にできる
  2. 見る時間を決める — 寝る前は見ない。朝いちばんに見ない
  3. アプリを一画面奥に置く — 無意識に開くクセを、物理的に止める
  4. 見る目的を持つ — だらだら眺めるのではなく、調べ物のときだけ開く

自分の人生に、目を戻す

SNSを見る時間が減ると、不思議と、自分の手元の幸せに気づきやすくなります。

他人のハイライトを追いかける時間を、自分の日常を味わう時間に。少しずつ取り戻していきましょう。

今日から

スマホを開く前に、一度だけ問いかけてみてください。

「これを見たあと、私の心は軽くなる? それとも重くなる?」

その一問が、あなたとSNSの距離を、ちょうどいい場所に保ってくれます。