「自己肯定感を上げましょう」。よく聞く言葉です。
でも、落ち込んでいるときに「もっと自分を好きになろう!」と言われても、正直しんどいですよね。無理にポジティブになろうとして、できない自分に、また落ち込む。
そこで提案したいのが、「上げる」ではなく「下げない」という考え方です。
自己肯定感は、足し算より引き算
自己肯定感は、頑張って積み上げるものというより、日々の小さな引き算で、すり減っていくものです。
- 自分を人と比べる
- 自分にダメ出しをする
- 「どうせ私なんて」と口にする
- 自分を雑に扱う(食事、睡眠、休息を後回しにする)
これらが、せっかくの自己肯定感を、少しずつ削っていきます。逆に言えば、この引き算を減らすだけで、自己肯定感は勝手に保たれるのです。
大きく上げようとしなくていい。今ある分を、無駄に減らさない。それだけで十分。
「下げない」ためにできること
無理にプラスを足すのではなく、マイナスを止める。具体的にはこんなことです。
- 自分を下げる口ぐせをやめる — 「私なんて」「どうせ」を言いそうになったら、飲み込む
- 比較のスイッチを切る — SNSがつらいなら、見る時間を減らす
- 自分を雑に扱わない — ちゃんと食べる、眠る。自分を「お客様」のように丁寧に扱う
- できなかったことより、できたことを数える — 一日の終わりに、できたことを3つ
どれも「上げる」より、ずっとハードルが低いはずです。
できない日は、それでいい
それでも自分を責めてしまう日はあります。そんな日は、こう思ってください。
「今日は自己肯定感が下がる日だった。でも、それも織り込み済み」
下がる日があるのは普通のこと。大事なのは、下がりっぱなしにしないこと。明日また、いつもの引き算を少し減らせばいいのです。
今日から
自己肯定感を「育てる」のは、大それたことではありません。
自分を、これ以上すり減らさない。
その小さな守りの姿勢こそが、いちばん現実的で、いちばん続く方法です。