「前より疲れやすい」「気分の波が大きい」「肌や髪の調子が変わってきた」。35歳を過ぎたあたりから、そんな小さな変化を感じることが増えていませんか。
それは、気のせいでも、年のせいで片づけるものでもなく、女性ホルモンの自然な変化が関わっているかもしれません。仕組みを知っておくと、不調と上手に付き合えます。
この記事は一般的な情報です。気になる症状があるときは、自己判断せず、婦人科などの専門医に相談してください。
女性ホルモンは、35歳から少しずつ変わる
女性の体を支えるホルモン(エストロゲンなど)は、20代をピークに、30代後半から少しずつ揺らぎ始めます。
この変化は誰にでも起こる、自然なもの。けれど、揺らぎが心と体にさまざまな影響を与えることがあります。
知っておきたい、不調のサイン
ホルモンの変化に関わることのある不調には、こんなものがあります。
- 疲れやすい、だるさが抜けない
- 気分の浮き沈み、イライラ、落ち込み
- 月経周期やリズムの変化
- 眠りが浅い、寝つきが悪い
- 肌の乾燥、髪のボリュームの変化
- ほてり、冷え
これらは他の原因のこともあるので、「ホルモンのせい」と決めつけず、変化に気づいておくことが大切です。
自分を責めないで
ホルモンの揺らぎによる不調は、あなたの努力不足でも、心が弱いからでもありません。
「最近イライラしやすい自分はダメだ」と責めるのではなく、「今は体がゆらいでいる時期なんだ」と、まず受け止めてあげてください。それだけで、ずいぶん楽になります。
体の声に気づくことは、自分を大切にすることの、第一歩。
日々できる、やさしいケア
- 睡眠を整える — ホルモンと自律神経は、深く関わっている
- 体を温める — 冷えは大敵。湯船にゆっくり
- バランスのよい食事 — 極端なダイエットは、ホルモンを乱す
- 適度に体を動かす — 軽い運動が、心身を整える
特別なことより、基本的な生活を整えることが、いちばん効きます。
我慢しすぎないで
日常生活に支障が出るほどつらいときは、我慢は禁物です。婦人科では、症状に合わせた相談やケアができます。
「これくらいで受診していいのかな」とためらう必要はありません。気軽に相談していい場所です。
今日から
体の変化は、おとろえではなく、新しいステージへの移り変わりです。
変化に気づき、責めずに、やさしくケアする。
あなたの体は、これからも、あなたと一緒に歩いていきます。どうか、いたわってあげてください。