「もう歳なんだから、選り好みしてる場合じゃないよ」。
親や友人、ときには初対面の人にまで、こんなふうに言われたことはありませんか。一見、心配してくれているようで、聞くたびに、心がざらつく。その違和感には、理由があります。
まず、問い直す——その言葉は、誰のため?
「選り好みするな」という言葉を、一度、立ち止まって見てみましょう。それは、本当に「あなたの幸せ」のための言葉でしょうか。
- あなたが妥協して結婚しても、その人は、何も責任を取らない
- 「早く決めなさい」と急かす人ほど、その後のあなたを見ていない
- 言った本人は、言ったことすら、すぐ忘れる
つまり、多くの場合、この言葉は「あなたのため」というより、言う側の安心や、世間の都合のために、発せられています。
「選り好み」という言葉の、すり替え
そもそも、「選り好み」とは、ずいぶん失礼な言葉です。
人生を共にする相手を、慎重に選ぶ。これは、当たり前のことであって、「好みでえり分ける」わがままでは、ありません。
- 慎重に選ぶこと=「選り好み」と、おとしめられる
- 大切な選択を、軽率にしないことが、非難される
- 「誰でもいいから早く」が、正しいことにされる
言葉のすり替えに、気づいてください。あなたがしているのは、選り好みではなく、自分の人生への、誠実な向き合い方です。
慎重に選ぶことは、わがままではない。むしろ、自分の人生を、大切にしている証拠。
急かす声に、責任を負わせない
大切なのは、この事実です。あなたの人生に責任を取れるのは、あなただけ。
- 急かした人は、結婚生活を、代わってくれない
- 妥協した結果のつらさを、引き受けてくれない
- 「だから言ったのに」と、後から言うだけ
だからこそ、選ぶのも、あなたでいい。外野の声に、人生の主導権を、明け渡さないでください。
でも、責めなくていい
ここで一つ、付け加えたいことがあります。そう言ってくる人の多くは、悪意ではなく、不器用な心配から、言っているだけかもしれません。
だから、相手を責める必要はありません。ただ、その言葉を、まともに受け止めて、すり減らなくていい。「ありがとう、考えるね」と、さらりと流していいのです。
今日から
「選り好みするな」と言われたら、心の中で、こう問い返してください。
この言葉は、誰のため? 私の人生に、責任を取れるのは誰?
答えは、いつも同じです。あなたの人生を選べるのは、あなただけ。慎重に選ぶことを、どうか、恥じないでください。