「自分には、突出した強みなんてない」。キャリアを考えるとき、そう感じて立ち止まってしまうことはありませんか。
でも、一つの分野で「日本一」になる必要はありません。いくつかのスキルを掛け合わせるだけで、あなたにしかない価値が生まれます。
「一番」より「掛け算」
たとえば、ある分野で上位100人に入るのは、とても大変です。でも、上位「数%」くらいなら、努力で届くことが多い。
そして、そこそこ得意なものを 2つ、3つ掛け合わせる と——
- 「○○が得意な人」は、たくさんいる
- でも「○○も△△も□□もできる人」は、ぐっと少なくなる
掛け算をするほど、あなたの希少性は跳ね上がります。これは、一点突破より、ずっと現実的な戦略です。
一つで一番になれなくても、組み合わせで「唯一」になれる。
あなたの中の「掛ける素材」を探す
掛け算の素材は、特別なものでなくて大丈夫。これまでの経験すべてが候補です。
- 今の仕事の専門スキル
- 前職や副業で身につけたこと
- 趣味で詳しくなった分野
- 人柄や、対人面の得意(聞き上手、調整役 など)
たとえば「介護の現場経験 × 文章を書く力」なら、福祉系の発信や教育の仕事につながります。「事務スキル × ITツールへの強さ」なら、業務効率化の担い手に。
「弱み」も掛け算の一部になる
意外かもしれませんが、苦労した経験も素材になります。
体調を崩した経験、人間関係で悩んだ経験。それらは「同じ悩みを持つ人の気持ちが分かる」という、共感の専門性になります。
あなたの歩んできた道のりは、すべて掛け算の材料です。
掛け算を育てる
- 今ある素材を書き出す — 得意・経験・好きを、思いつくだけ
- 意外な組み合わせを試す — 「これとこれを掛けたら?」と遊んでみる
- 足りない一辺を、少し学ぶ — 既存の強みに、新しいスキルを一つ足す
今日から
希少性は、才能ではなく、組み合わせから生まれます。
一番にならなくていい。あなただけの掛け算を、見つければいい。
まずは、自分の「掛ける素材」を、紙に書き出すところから始めてみませんか。