誕生日を迎えるたびに、心のどこかで小さくため息をついていませんか。
「もう35歳か」「もう40歳になってしまう」。数字が増えるたびに、何かに乗り遅れたような、扉が少しずつ閉まっていくような気持ちになる。
でも、その「もう」を「まだ」に置き換えてみると、不思議と景色が変わります。
「もう」と「まだ」は、同じ数字を見ている
「もう35歳」と「まだ35歳」。指している年齢は、まったく同じです。違うのは、どちらを向いて立っているか。
- 「もう」 は、過ぎ去った時間のほうを向いている
- 「まだ」 は、これから続く時間のほうを向いている
同じ場所に立っていても、振り返るか、前を見るかで、まるで別の人生に見えるのです。
あなたの人生で、今日がいちばん若い日。明日のあなたは、今日より一日だけ年上で、それ以上でも以下でもない。
これからの時間は、思っているより長い
35歳。仮にこの先85歳まで生きるとしたら、まだ 50年 あります。
これまで生きてきた時間と、ほぼ同じ長さの時間が、まだ手元に残っている。「もう遅い」と思っていたことの多くは、実はまだ、じゅうぶん間に合うのです。
新しい仕事も、学び直しも、引っ越しも、出会いも。「今さら」と思った瞬間に閉じてしまうだけで、扉そのものは、まだ開いています。
焦りは、未来からの借金
「早くしないと」という焦りは、まだ来ていない未来の不安を、今日に前借りしているようなものです。
借金を返すために今日を消耗するより、今日できる小さな一歩に、エネルギーを使うほうがずっといい。
- 気になっていた本を一冊買ってみる
- 行ってみたかった場所を調べてみる
- 「いつか」を、カレンダーの具体的な日付にしてみる
今日から
次に「もう」と言いそうになったら、そっと「まだ」に言い換えてみてください。
「まだ35歳。これから、いくらでも咲ける」
その一言が、あなたのこれからを、少しだけ軽くしてくれます。