「30歳までに結婚」「35歳までに出産」「40歳までにマイホーム」。

口に出さなくても、心のどこかにそんな"時刻表"を持っていませんか。そして、そのダイヤ通りに進めていない自分を、毎日ほんの少し責めている。

でも、その時刻表は、いったい誰が作ったものなのでしょう。

「標準ダイヤ」は、もう存在しない

かつては「みんなが同じ電車に乗る」時代がありました。同じ年齢で就職し、結婚し、家を買う。それが"普通"とされていた。

けれど、今は違います。生き方は多様になり、「全員が乗るべき一本の電車」は、もうどこにも走っていません。

それなのに、私たちの心の中だけ、古い時刻表が残ってしまっている。動いていないダイヤを見て、「乗り遅れた」と焦っているのです。

それは「あなたの」時刻表ですか

考えてみてください。その「○歳までに」は——

  • 親が望んでいたこと?
  • 友達と比べて感じたこと?
  • メディアやSNSが刷り込んだイメージ?

多くの場合、それは 他人から借りてきた時刻表 です。あなた自身が、心から望んで設定したものではないかもしれません。

借り物のダイヤで走っているかぎり、どこまで行っても「遅れている」気がしてしまう。

自分のダイヤに、引き直す

他人の時刻表を手放すと、こう問い直せます。

「私は本当は、いつ、何をしたいんだろう?」

  • やりたいことがあるなら、それに合わせて自分の時間割を作る
  • 急ぐ必要のないことは、急がないと決める
  • 「まだやらなくていい」ことを、堂々と後回しにする

人生は乗り換え自由の各駅停車。降りたい駅で降り、休みたい駅で休んでいい。特急に乗り遅れたわけではなく、あなたは最初から、自分のペースで進んでいいのです。

今日から

誰かと比べて焦りそうになったら、自分に聞いてみてください。

「これは、私のダイヤ? それとも、借り物?」

借り物だと気づけたなら、そっと返してしまいましょう。あなたの人生は、あなたの時刻表で進めばいい。