「女性が輝く社会」「女性活躍推進」。スローガンは、あちこちにあふれています。でも、現場で働く女性の体感は、それほど変わっていない——そう感じることはありませんか。
その違和感には、理由があります。輝きは、個人の意志や根性ではなく、制度の設計で決まるからです。
順位や指数の数値・年版は調査により異なります。最新は一次情報(世界経済フォーラム等)でご確認ください。
国際的な評価という、現実
ジェンダー平等の国際的な指標として知られる「ジェンダーギャップ指数」では、日本は、長く低い順位にとどまっているとされます(出典:世界経済フォーラム。最新の順位・年版は要確認)。先進国の中でも、特に低い位置にあると、繰り返し指摘されてきました。
数字の細かい部分はさておき、国際的に見て、日本のジェンダー平等は遅れている——この大きな傾向は、多くの調査が一致して示しています。
「輝け」の前に、土台がない
この状況で「女性よ、輝け」と言われても、無理があります。なぜなら——
- 評価されにくい、職場の慣行
- 整わない、保育や介護の支援
- 変わらない、長時間労働の前提
- 残る、無意識の偏見
土台が傾いたまま「もっと頑張れ」と言われるのは、ぬかるみの中で「速く走れ」と言われるようなもの。走れないのは、能力のせいではありません。
輝けないのは、意志が足りないからではない。輝ける制度が、まだ整っていないから。
「個人の努力」に、すり替えない
ここが大切な点です。社会の構造の問題が、しばしば「個人の努力不足」に、すり替えられてきました。
- 「活躍できないのは、ガッツがないから」
- 「輝けないのは、自分を磨かないから」
でも、本当は、制度の問題です。個人を責める前に、構造を見る。それが、HeForSheの視点です。
制度は、変えられる
絶望的な話に聞こえるかもしれません。でも、逆に言えば——制度は、変えられるということです。
- 法律や、企業の仕組みは、変わりうる
- 声を上げることで、動く
- 私たちは、有権者であり、働き手である
意志や根性では変えられないものも、制度の設計を変えれば、変えられます。
今日から
「輝けない自分」を責めそうになったら、思い出してください。
輝けないのは、あなたのせいではなく、制度がまだ追いついていないから。
そして、制度は変えられます。有権者として、働き手として、構造を変える一票や一声を持っていることを、忘れないでください。
※この記事の順位・指数などの数値は、執筆時点の一般的な情報です。最新の数値・年版は、一次情報でご確認ください。