この連載「ともに」は、「あなたが輝けないのは、あなたのせいではない」という言葉から始まりました。

ここまで、性別役割の構造を、さまざまな角度から見てきました。最後に、その重さを認めたうえで、それでも前を向くための言葉を、お届けします。

まず、構造の重さを認める

この連載で見てきたのは、決して軽い話ではありませんでした。

  • 男性も女性も縛る、性別役割の呪い
  • 報われないケア労働、名もなき家事
  • 整わない制度、埋まらない賃金格差
  • 分断を煽る構造、手段にされる人生

これらは、個人の努力だけでは、どうにもならない、重い構造です。逃げずに、その重さを、まず認めます。

「あなたのせいではない」を、出発点に

でも、「あなたのせいではない」は、絶望の言葉ではありません。出発点の言葉です。

  • 自分を責めるのを、やめる
  • 構造に、目を向ける
  • 「私が悪いのではない」と知ることで、前を向ける

自分の問題だと思っていたものが、構造の問題だと分かる。それは、無力感ではなく、解放への第一歩です。

「あなたのせいではない」は、諦めではなく、ここから始めるための言葉。

両輪で、変えていく

では、どうするか。必要なのは、二つの車輪です。

① 個人にできる、小さな一歩

  • 自分を、責めない
  • 役割の呪いに、気づく
  • 自分の物差しを、つくる
  • 弱さを見せ、頼り、つながる

② 社会に求める、変化

  • 構造を、可視化する
  • 有権者として、働き手として、声を上げる
  • 制度の改善を、求める

個人の変化だけでも、社会の変化だけでも、足りません。両輪で、回していきます。

「ともに」という希望

そして、これは一人で背負う話では、ありません。

  • 女性も、男性も
  • 既婚も、独身も
  • 立場を超えて

性別役割の檻から、ともに出ていく。敵対ではなく、連帯で。それが、HeForSheが示し、この連載が描いてきた、希望の形です。

あなたの季節に、あなたの花を

構造は、すぐには変わらないかもしれません。でも、あなたが自分を責めるのをやめ、構造を見つめ、声を上げ、つながっていく——その一つひとつが、確かに、何かを動かします。

そして、その先で。

あなたは、誰かの物差しでも、社会の都合でもなく、あなた自身の季節に、あなたらしい花を咲かせていい。

35歳から、本当の自分が咲く。

その言葉を、この連載の結びとして、あなたに贈ります。構造の重さを知ったうえで、それでも、ともに咲くために。Épanouieは、その道のりに、ずっと寄り添っています。

※この連載で触れた統計・調査は、執筆時点の一般的な情報です。最新の数値・年版は、一次情報でご確認ください。