「男なんだから、しっかり稼がないと」「弱音を吐くな」「家族を養ってこそ一人前」。
男性に向けられる、こうした言葉。一見、女性とは関係ないように見えます。でも、この「男は大黒柱」という呪いは、めぐりめぐって、女性をも縛っているのです。
統計値や年版は執筆時点のものです。最新の数値は一次情報でご確認ください。
男性を縛る「大黒柱」の重さ
「男は稼いで家族を支えるべき」という役割。これは、男性にとって、相当な重荷です。
- 弱音を、吐けない
- 人に頼ることを、「負け」と感じる
- 仕事を降りる選択が、しにくい
- 「稼げない自分」を、責めてしまう
国の調査でも、性別役割や長時間労働が、男性の心身に重い負担を与えていることが、指摘されています(出典:内閣府『男女共同参画白書』。年版・数値は要確認)。「強くあれ」という圧力は、決して軽いものではありません。
その役割が、女性も縛る
ここが大切なポイントです。「男が稼ぐ」が固定されると、その裏側で、女性の役割も固定されます。
- 「男が大黒柱」→ 「女は家庭を支える」がセットになる
- 男性が仕事を降りられない → 女性が家事・育児を担う前提に
- 結果、女性のキャリアや選択肢が、狭められる
「男は仕事、女は家庭」という古い枠は、両方をセットで縛る、一つの構造なのです。片方だけを外すことは、できません。
「男は大黒柱」と「女は家庭」は、コインの裏表。一方を縛れば、もう一方も縛られる。
役割を脱ぐことは、双方の解放
だからこそ、HeForSheは「ともに」と言います。
- 男性が「強くあれ」の呪いを脱げば、弱さを見せ、頼れるようになる
- 女性が「家庭を担え」の枠を脱げば、自由にキャリアを選べる
- 役割を脱ぐことは、男女どちらにとっても、解放になる
これは、男性から何かを奪う話ではありません。お互いを縛る枠を、一緒に外そう、という話です。
独身女性にとっても、無関係ではない
「私は独身だから、家庭の役割分担は関係ない」と思うかもしれません。でも——
- 「女は家庭」の前提は、独身女性にも「いずれ家庭に」という圧力をかける
- 性別役割の固定は、職場での扱いにも影響する
- 構造は、すべての女性の選択肢に、影を落とす
だから、この呪いをほどくことは、あなた自身の自由にも、つながっています。
今日から
「男なんだから」「女なんだから」という言葉を聞いたら、思い出してください。
その役割は、男性も女性も、両方を縛っている。
役割を脱ぐことは、誰かの勝ち負けではなく、みんなの解放。「ともに」の第一歩は、この呪いに気づくことから始まります。